火曜日、(中潮)
いって参りました、吉祥寺へ。小磯良平展。午後2時半頃のこのこと出かけて、最初あまり暑くないかと思いましたがしばらく歩くとやはり8月です。暑い。
吉祥寺美術館はなんとデパートの中にありました。便利は便利です。
なかなか雰囲気の良い美術館でした。スペースがあまり広くないので展示点数は少ないのがネックかと思われますが。
こじんまりして平日の午前中なんかは特にお勧めという所です。
こんなに好きな画家なのに実は本物を観るのは始めてです。
最初にあの色の使い方のなんという端正なことか。あたくし端正という言葉が好きでして、つい使ってしまいます。
このような巨匠の方にあたくしごときが絵の感想など失礼かと思います。
会場の展示の目録です。読みにくいのでファイルを大きく作りましたので拡大写真で見るとき
スクロールしないと観れないかと思います。すいません。
今日の拡大写真ー5枚
昔から、鉛筆の素描が大好きだったので、ここでは少なかったのが残念でした。
でも何点か観れました。ほんとにこの方の線は美しいです。観ててほれぼれしてしまいます。
何であんなに無駄な線がないんでしょう。「端正」という言葉はこの方のためにあるような。
あと、メゾチントの作品も一点ありました。
隣の常設展示室には濱口陽三氏の展示室がありメゾチントの作品の資料その他なかなか面白い展示でした。
この方の作品は今まで画集でしか観たことがなかったので、始めて本物を観てあの暗黒の世界から描いたものが浮かび上がってくる様を見て写真でのあのリバーサルのフィルムの暗黒の世界(未露出のフィルム)からのギリギリの露出の表現に通じるものを感じましたです。
というわけで、今日は精神衛生上この上なく良かった時間を過ごせました。
吉祥寺美術館さん、入場料¥100は安すぎますよ。最低¥500〜800くらいでもいいのではないのですか。
9月7日まで開催なので、また何回かいきたいと思ってます。